教育理念と特色
 
  北浦三育中学校の教育が、正しい価値観の構築や感性の練磨、深い思考習慣の養成など、特に人格的成長に極めて大きな成果を上げている要因が、キリスト教と寮制にあります。
 
  
  誰でも自分自身を深く見つめていただければおわかりのように、人間は本来、他者との関係に生きる存在です。たとえ絶大な権力と有り余るほどの財産を有したとしても、それを心から共に喜んでくれる存在がなければ、そこにどんな喜びを見出すことができるでしょうか?却って、貧しくとも、共に喜び、共に痛む仲間に囲まれている人の方が、はるかに幸福な人生を歩んでいると認めざるを得ないはずです。ここに、どんなに高邁な理論や難解な哲学を持ち出しても、否定しようのない人間の特質があります。

 キリスト教の教えの中心は、
 
「心を尽くし、思いを尽くし、精神を尽くして神を愛し、人を愛せよ」
 
という言葉にあります。それは、決して安易な妥協や、表面的な調和を示唆しているわけではありません。心の深みまでの純粋さを要求しています。

 北浦三育での24時間の教育が、その体験者のほとんど全てに価値あるものと認められ、また『最も幸福な時間だった』と述懐される理由が、実はここにあるのです。人の喜びを喜び、痛みを共に痛み、互いに励まし合いながら切磋琢磨する日々。そのひととき、ひとときの体験が、それぞれの中に幸福の原点を創りあげているのです。それは、努力に意義を与え、人生に生きがいと喜びを与え続けうる唯一の原則です。
 
 他者を愛する心は、誰もが本来的に有しているものです。それが時に見えなくなるのは、それを素直に受けとめ、それを喜び、それを評価してくれる環境が見出せなくなったからに他なりません。北浦三育では、聖書を中心としたキリスト教教育により、その原点を呼び覚まし、24時間を通しての教師との触れ合い、友との触れ合いの中で、その心を根付かせています。ここでは、どんなに高貴に見える表面的行為よりも、その心が問われ、その真実が価値を持っています。それは、時に安直な行動より深い洞察を要求し、刹那的な正しさを超えた深い思考を求めています。
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●礼拝・聖書
 本校では、毎朝、毎夕、各寮ごとに礼拝が行われます。朝夕の礼拝は、教職員だけでなく生徒たちも担当し、生活の中で体験し感じたこと、学んだことを語り合います。また毎週土曜日の午前中には、全員がチャペルに集合し、安息日のプログラムが持たれます。この他、授業では週3時間の聖書の時間が組み込まれており、その学びを通して正しい生き方や価値観を身につけていきます。
 
 
●音楽活動
 聖歌隊やハンドベルコワイヤー、ブラスバンド等、美しい心を育て、感性を磨く音楽活動には特に力を注いでいます。1年を通しての近県教会での音楽奉仕や、全国各地でのクリスマスコンサート等、活動・発表の機会も多く持たれています。ピアノやヴァイオリン、声楽などの個人レッスンはキャンパス内で受ける事ができます。これらの啓発や体験により、音楽専門家の道に進む生徒もおり、音楽教師やプロとして活躍している卒業生も少なくありません。
 
●奉仕活動
 他人の幸福のために自分の力を使う機会は、このキャンパスの中に溢れています。寮役員やクラス役員としての働きも、清掃や管理・修繕などの労作も、広い意味での奉仕活動と捉える事ができるでしょう。これらの日常以外、より直接的な奉仕活動として、主に土曜日の午後、近隣の老人ホームや障害者施設を訪問したり、子供のための紙芝居づくりや人形劇、手話勉強会など多様な奉仕活動に全員が参加しています。
 大きな社会問題となりつつある学力低下の根源的要因の一端は、子供達ばかりか、大人までもがいつの間にか勉強の意味を見失ってきたことにあると思われます。マニュアル化の破綻により、社会が求める能力は単なる知識の集積から、知識を土台とした創造的知力へと大きく変わりました。学歴は価値を下げ、机上だけのエリートが通用しにくい本質の時代へと動いてきているのです。
 本校の教育には、常に「人のために役立つ能力の育成」という大きな目的が存在しています。そして、その目的がいかに幸福で満足のあるものかを生徒たちは体験しています。それは、学びに意義を与え、進歩と成長に喜びを見出させる根源的な力となって、生徒の主体的努力を引き出しているのです。
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●小人数体制
 学校全体での教師対生徒の比率は1:6。1学年40~50名、1クラスも僅か20~25名という小人数の指導体制では、学習における個々の必要や弱点を見逃す事はありません。その時、テストで良い点を取る事より、深い理解に導く事を重視した指導、生徒の将来を真剣に見つめた考えさせる指導が、意志のある智恵を創り上げ、目標を見据えた時の、加速度的な学力の増進につながっています。
 
 
●実践的英語力の養成
 急速な国際化の進む社会状況に対応して、発展的学習と将来の活躍舞台の拡大のために、スキルとしての実践的英語力の養成には、三育全体で特に力を注いでいます。専任ネイティブ教員はもちろん、留学経験を持った教員や語学教育の専門技能を有した優秀な人材を英語教育にあて、コミュニケーションベースでの英語力を第一の目的とした日常的指導が行われています。系列の広島三育学院高等学校では、高校卒業後、海外の系列大学への直接留学を目標とした「国際英語コース」を開設しています。
 
  
●寮での様々な学習
 受験期ならいざしらず、毎日2時間の自習は、自宅ではなかなか継続できない習慣でしょう。本校では毎日夜7時から9時までの2時間を共通の自習時間と定め、舎監やモニターの指導のもと、全員が予習復習に取り組みます。長・短期の課題や宿題も多く、学期中に終わらなければ帰省できないという厳しさも課しています。これらの教科学習とともに、日常の中で生じる様々な問題について全員で考え、意見を述べ合うという、寮ならではの機会も多く、日本の高等教育に強く求められているディベート能力も自然に培われています。本校の生徒たちは、同年代の子供達に比して、はるかに深く物事を捉え、考える習慣が養成されており、社会に出てからも大きな違いとなって活きてきています。 
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●卒業生である夫の強い要望に折れて、他の中学進学を諦めて子供を北浦に入れたのは3年前。何故わざわざこんな田舎の、しかも全寮制の学校に我が子を入れなければならないのか、その時の私には全く理解できませんでした。確かに夫には他の人と異なる優しさや感性の深さがあって、それが三育での6年間の生活で養われたものだとは聞いていたのですが・・・。
北浦に入れてから、帰ってくるたびに変わる子供の精神の成長に本当に驚かされました。人はかくも真っ直ぐに成長できるものなのか!それまで私が描いていた「普通」という基準が、いかにレベルの低いものであったかを付きつけられた気がしました。人の弱さまでを許容し、弱さを超えて希望を抱きながら感動できる子供の姿は、私をとうに超えた大きさに思われます。親が真に求めるべき成長とは、頭や体でなく、心なのだと今痛感させられています。北浦に入れて良かった!こんな学校、他にありません。
〔中学3年 男子・母〕
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